中高年に多いむし歯

こんにちは、しまだ歯科医院です。

「むし歯」といえば歯の「噛み合うところ」や「表面」にできるイメージがあるかもしれません。しかし、年をとるにつれ、思いもよらないところにむし歯ができるように…。

しかも自分では気づきにくく、発見したときには手遅れのケースも多い。そんな「大人むし歯」についてご紹介します。

大人むし歯①

根面むし歯

簡単に言えば、「歯の根」の表面にできるむし歯です。歯の根は本来歯ぐきの中に覆われていますので、むし歯にはなりにくくなっています。しかし!実は加齢や歯周病によって、歯ぐきが少しずつ下がってきます。

すると、歯の根が露出してしまうのです(歯が長くなったようにも見えます)。しかも、歯の根の表面は非常に弱いため、しっかりケアしないと、いとも簡単にむし歯になってしまいます。

大人むし歯②

二次むし歯

一度治療をして「つめもの・かぶせもの」などをしたところはもう安心!と思っている方がいらっしゃいますが、これは大きな間違いです!

むしろ、そうしたところの方が、もう一度むし歯になる危険性が高くなります。

「つめもの・かぶせもの」は精度も高く、強力に接着されています。

しかし、人工物である以上、毎日の食事などで使用されていれば、どうしても隙間や段差などができてしまいます。

こうした隙間からできてしまうのが「二次むし歯」です。

気が付きにくい大人のむし歯!

年齢とともに歯の神経を取り囲む「象牙質」が厚くなるため、根面むし歯になっても痛みを感じにくくなります。

二次むし歯も、もし歯の神経をとってしまっていると、やはり痛みを感じにくく、いずれのむし歯も「気づいたときには相当進行している」ことが珍しくありません。

これらを防ぐには、やはり正しいケア、そして、定期的な歯科医院でのチェック。これ以外に方法はありません。

来院の際にケア方法の指導や予防処置もしますので、むし歯はもちろん、歯ぐき下がりの原因になる歯周病も防ぐことができます。

ぜひ定期的なご来院をおすすめします。

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